フィギュアスケートの女子や男子の衣装の参考本|伊藤聡美氏

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フィギュアスケート女子選手のコスチューム衣装

出典:ebookjapan

フィギュアスケートの衣装とデザイナー【伊藤聡美さん】

こんにちは。 ららです。
フィギュアスケート観戦が大好きな私ですが、選手達の華麗な衣装からも
目が離せられないのは私だけではないと思います。
ここではフィギュアスケートの衣装についてです。

フィギュアスケートの衣装

選手達が身に纏っている衣装は観衆をワクワクさせてくれます。
競技会では本番前のワームアップ練習の際に、
プログラムを滑る本番よりも前に衣装を見ることができる
ことがあります。
「どんなプログラムを見せてくれるのだろうか」と、
その衣装からの先入観でワクワクさせられます。
衣装には、衣装を見ただけで「早くプログラムが見たい」と思わせてしまう
魅力がありますよね!

FIGURE SKATING ART COSTUMES

吊るされた沢山の女子用のカラフルなコスチューム衣装

引用:伊藤聡美の公式サイトBlog

そんな心躍らされてしまう衣装ですが、
試合会場で観る際、特に会場後部座席では遠目でしか見ることが
できません。でも、テレビなどでは観ることができない
「後部座席だからこそ観れる衣装の魅力」があるのです!
その内の一つは、なんといっても、
「スパンコールのキラキラ光る光!」です。
衣装から放たれるその多彩な光は、選手の動きと連動して、
光までも一緒にキラキラと滑走しているかのようで、
とても綺麗で見とれてしまいます! 一方、
テレビで観る衣装はカメラを通して近くで見ることができますし、
遠目にみても近くでみても衣装の美しさを楽しむ事ができます。

そんな観衆目線での衣装ですが、選手にとっての衣装も、
「技の見栄えにも影響する重要な物」となっているようです。

FIGURE SKATING ART COSTUMES

美術絵画からイメージされてデザインされた女子選手用の美しい衣装バックスタイル

出典:ebookjapan

衣装製作とデザイナー

2018年の平昌オリンピック金メダルの羽生結弦選手のフリー「SEIMEI」、
銀メダルの宇野昌磨選手のフリー「トゥーランドット」の衣装のほか、
ロシアのエフゲニア・メドベージェワ選手、中国のボーヤン・ジン選手など
海外選手の衣装をも手掛ける人気デザイナーの「伊藤聡美さん」のコメントでは、
単に衣装をデザインするのではなく、あくまで競技用。
機能性を持たせ、更に衣装ルールに沿った上でのデザイン。
でも、機能性とデザインは相反する性質を持ったもの。
装飾などを施せば重量が増す。選手からは、
衣装の「伸縮性」「耐久性」のほかに「軽量」が重要視される。
多回転ジャンプにおいての衣装の軽量化は特に重要性が高い。
可動域が広い大きい動作にも充分対応させる必要がある。
アシンメトリーデザインは体軸のブレへの懸念で避ける選手もいる。
また、伸縮性のないファスナーの使用を嫌う選手もいる。
スナップなどでの代用をするなど、多種多様な工夫が施されている。
デザインはプログラムの世界観を深く理解した上で選手目線で行う。
何よりも、選手が納得のいく衣装作りを心がけている。とのこと。

伊藤さんは普段から、音楽や美術への親しみを持っている事や、
目に映る美しい空の色や景色など、デザインの材料となるものは
心に留めておかれるそうで、そういう資質の部分においても、
沢山の選手から熱く指示される理由なのかもしれません。

FIGURE SKATING ART COSTUMES

フィギュアスケート男子用の衣装・丁寧に手作業で施される美しく細やかで繊細な装飾

出典:ebookjapan

観る人の心に残る、大きな側面を持つ衣装。
だから、選手達はそれぞれに衣装にこだわりを持つ。
演技、音楽、衣装、そのすべてがフィギュアスケート。
正に「アートスポーツ」。
プログラムにおいては、その物語の主人公としての衣装。
それは、観る人、全ての人への表現者としてのメッセージ。

選手にとって、全身全霊をかけて滑るプログラムへの想いは、
身に纏った衣装にも集結されるものなのかもしれないですね。
衣装は選手自身にもまた観衆の心にも深く刻まれ残るもの。

FIGURE SKATING ART COSTUMES

フィギュアスケート男子シングルの羽生結弦選手の衣装とデザイン画

出典:ebookjapan

羽生結弦展では衣装の展示がある。衣装をみてまず頭に浮かぶのは
その衣装を纏い滑っていた選手のプログラムであり、その世界観。
プログラムを象徴する衣装は、選手にとっても観衆にとっても
想いが詰まった象徴のようなものなのかもしれないですね。

FIGURE SKATING ART COSTUMES

本FIGURE SKATING ART COSTUMESのイントロページ・手縫いで一つ一つ丁寧に衣装に装飾を縫い付けているシーン

出典:ebookjapan

【BOOK】FIGURE SKATING ART COSTUMES

羽生選手を始め宮原知子選手らの衣装を製作した伊藤聡美さんが、
貴重な数々の衣装写真と製作秘話が掲載された一冊の作品集を
出されています。
手の込んだ刺繍やストーンワークなど、衣装の細かい装飾部分まで
じっくり見る事ができる綺麗な写真も掲載。

FIGURE SKATING ART COSTUMES 
著者:伊藤 聡美 出版社:KADOKAWA

Chapter 1: Story  物語
Chapter 2: Detail  装飾
Chapter 3: Color  色

303ページ   2020/3/31発売 

▼衣裳掲載の選手
羽生結弦選手、ヴィンセント・ジョウ選手
ボーヤン・ジン選手、宇野昌磨選手、宮田大地さん
紀平梨花選手、宮原知子選手、樋口新葉選手
エフゲニア・メドべージェワ選手
本田真凜選手、三原舞依選手
白岩優奈選手、永井優香選手、松田悠良選手
本田望結選手、本田紗来選手
今井遥さん、木原万莉子さん

※スケーターのスケジュールや状況により、これまで製作した
全ての衣装を掲載しているわけではございませんのでご了承ください。

1点1点の衣装に載せた様々な想いを、
衣装達の綺麗な写真と共に手元にずっと留めておける貴重な1冊。
大切な人へのプレゼントにもおすすめの1冊。

羽生結弦選手をはじめ、国内外からのオファーが絶えない衣装デザイナー、伊藤聡美による初の作品集。初めてデザインした衣裳から最新シーズン(2019-20)まで、この作品集のためだけに美しく撮り下ろした衣裳写真と製作秘話を掲載。競技にかける選手の想いと努力の軌跡、それに共鳴しながら生み出されていく衣裳の数々――。
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