初心者の方のための女装メイクの方法とやり方手順
こんにちは。 アラフォーおネエの「らら」です!
女装メイクの前に、メイクそのものについて初めての方は、
メイクの概要やメイクの手順などについての下記の別記事も
ご参考にどうぞ。↓
女装メイクについて
女装メイクのお化粧自体の方法手順は通常のメイクとほぼ同じです。
女装メイクだからと言って特別なメイク方法があるわけではありませんが、
「女性に見えるようなメイク」が目的なので、通常のメイクよりは
全体的に少し濃いめのメイクになりますが、全部を濃くするのではなく
必要度に応じて、濃くするところと薄くするところを上手く分ければ、
自然な仕上がりになります。
ここではドラァグクイーン風のメイクではなく、
通常の一般的な女装メイクでの手順とやり方の説明です。
女装メイクのおおまかな順番
①髭そり
②洗顔
③スキンケア
④化粧下地
⑤ベースメイク(ファンデーション)
⑥眉、目、リップ、頬などのメイク
⑦化粧直し
⑧メイク落とし
①髭そり(シェービング)
髭剃りが必要な場合は、洗顔やメイクの前に
カミソリや電気シェーバーで髭を剃る。
特にカミソリの場合は、事前に蒸しタオルなどで肌と髭に
充分な水分を含ませて、肌への負担を減らし
髭を軟らかく剃り易いようにしてから
シェービングクリームなどを使用して剃りましょう。
②洗顔
顔を水かぬるま湯で軽くすすいだ後、洗顔剤で洗顔をする。
手のひらで洗顔剤をよく泡立てて、
泡を顔全体にのせる。
指の腹で軽くマッサージするように
顔全体を優しくこすり洗う。
水かぬるま湯ですすぎ洗いしますが、
額の生え際などの顔の隅に洗顔剤のすすぎ残しが
ないように気を配りながら、顔の隅までよくすすぐ。
すすぎ後、タオルで拭きとる際は、こすらずに
軽く顔に押し当てるやり方で水分を拭き取りましょう。
洗顔が出来ない環境下では、
拭き取り用化粧水をコットンに含ませて
顔全体をやさしく拭き取る。
皮脂が多い時は2度拭きをする。
拭き取り用化粧水には、余分な皮脂を除去する
ための成分が入っているものが多いです。
③化粧水と乳液などで水分と保湿成分を補給する。
特に髭を剃ったあとは肌がデリケートな状態になっていて、
そこに菌などが付着すると、ニキビや吹き出物など
肌トラブルの発生原因となります。
殺菌消毒効果成分などが入った化粧水など
はおすすめです。
化粧水をコットンに含ませ、コットンで顔全体に
塗布します。
夏などの暑い環境では、パッティングといって、
化粧水を含ませたコットンで、皮膚を軽く小刻みに
叩き弾くような感じで、顔全体をパッティングします。
これによって開いた毛穴がしまり、また肌が冷えるので、
皮膚の引き締め効果があり、
これは後のメイクの崩れの予防にもなります。
化粧水には、補水目的以外に、
本来の弱酸性肌へとphを調整する働きが
あったり、保湿効果やキメを整えたりなど
いくつかの効果があるので、
それぞれの化粧水の持つ特性などを見て選択し、
自分に効果的な化粧水を選択し使用すると良いでしょう。
化粧水で水分を補給した後は、保湿乳液または保湿クリームを
指の腹で、薄く顔全体に延ばし塗ります。
乳液タイプよりもクリームタイプの方が
保湿油分が多いのが一般的です。
夏の暑いシーズンや冬の乾燥シーズン、また、
脂性肌や乾燥肌など、自分の肌タイプや時期に合わせて、
保湿化粧品を上手く使い分けて使用しましょう。
化粧水で補水した肌の上に、保湿成分で薄いカバー膜を作り
水分が蒸発するのを防ぐラッピングのイメージです。
保湿のし過ぎは、肌をベタつかせてしまい、
肌のトラブルやメイク崩れの原因にもなりますので、
保湿のし過ぎには注意が必要です。
日焼け止めクリームなどを塗る場合は
この段階で薄く延ばし塗るといいでしょう。
④化粧下地
化粧下地は省略することもできますが、
例えば肌に毛穴などの凹凸などがある場合は、
パテ効果のある化粧下地を薄く延ばしておくと
肌の表面を均一に仕上げる効果が得られます。
窪んだ部分にファンデーションが入り込むと、
窪んだ部分のみファンデーションの色が濃くなり、
色ムラ仕上がりになってしまう予防にもなります。
また例えば、赤みのある部分やクマのような黒ずみ
の部分にのみ、赤みを抑える化粧下地や
くすみや黒ずみにカバー効果のある
化粧下地を薄く塗ります。
これらを塗布する場合は、薄く広く延ばすのではなく、
適用部分にだけ軽く乗せおくような感覚で付けるのが
良いでしょう。
下地作り(下ごしらえ)が終わったら、2分程、
少し間をおき下地全体が乾くまで待ちます。
下地が乾いたら次のファンデーション塗布に入ります。
⑤ファンデーション
ファンデーションはいわゆる肌色のもので、
顔全体の肌を綺麗に仕上げるのものですが、
保湿成分の少ないものから多いもの、また、
液状やクリーム状、固形状、粉(パウダー)状のもの
まで実に幅広いタイプのものがあります。
ジェルやムースタイプのファンデーションは
油分が少なめのものが多いです。
のばし易い分、薄付き(透明度が高い)で
カバー力は弱いです。
一方、クリームタイプは油分が多めのものが
多いです。のばし易く、カバー力は強めです。
練状、固形状で粉成分の割合が多いタイプは
クリームタイプに比べて油分は少なめですが、
のばしにくくムラになりすいですが、
カバー力が強いです。舞台メイクなどでは
多く使用されます。
リキッドファンデーションは上記の中間に
位置します。油分量や塗りやすさやも中間です。
カバー力については、リキッドファンデの場合は、
薄く塗って少し乾いた後に、もう一度上から
重ね付けすることでカバー力をアップさせることが
できます。すなわち、薄くつけるところと、
厚く塗るところを分けることにより、
カバーが不必要な部分は一度塗りのままで、
カバーしたい部分のみに重ね付けするという
使い分けができます。そう言った理由で、
リキッドファンデーションは、油分量、塗りやすさ、
カバー力の総合的な要素で
最も利便性が高く使いやすい塗りやすい
ファンデーションです。
自分の肌質や使用目的によりチョイスや使い分けを
しますが、ここでは、一般的に多く使用される、
リキッドファンデーションとフェイスパウダーの組み合わせと、
化粧直しに使えるパウダーファンデーションの説明をします。
色は、地肌と同じ色か地肌よりもすこしだけ
少し暗い色を選択することをおすすめします。
ファンデーションは結果的には、少し明るめの色に
仕上がる傾向があるので、少し暗めの色の
ファンデーションで仕上がりは丁度良くなるという
傾向があります。
首の色と比べて顔だけが白っぽくならないように
注意しましょう。
利き手ではない方の手のひらに液状のリキッド
ファンデーションを小さじ1杯くらい出し、
利き手の中指の腹に少し付け取り、数回に分けて、
額、両頬、顎、鼻筋の上、鼻の下などの数か所に
リキッドファンデーションをのせます。
リキッドファンデーションが乾かないうちに、すぐに、
数か所置いたファンデーションを最終的に顔全体に
塗り広げますが、このとき、パフを横にスライドさせながら
塗り広げると薄付きになり、自然な仕上がりになります。
パフをトントンと軽く叩くようにしながら広げていくと
厚めに塗ることができます。
肌の色ムラなどをカバーしたい場合は、軽く叩きながら塗ると
効果的です。
目の周りや唇の周りなど、小ジワの溝などは、
ファンデーションの塗り残ししやすい箇所です。
そういう箇所は皮膚を少し延ばすなどして、
細かな所にも塗り残しがないように気を配りながら
塗りましょう。
リキッドファンデーションが塗られた後の
肌の表面は濡れた状態ですので、
リキッドファンデーションが顔全体に行き渡ったら、
その上にフェイスパウダーをはたきのせて
ファンデーションの定着とドライ仕上げをします。
パウダー用パフにパウダーを少し付けて、パフを軽く揉みこむ
ようにしてパフにパウダーをなじませてから、
パフで軽く叩き付ける感じでパウダーを顔全体に
まんべんなくはたきつけます。
付き過ぎてしまった余分なパウダーは、
パフやメイク用ブラシで落とします。
パウダーをはたいた直後は少し白っぽくなることも
ありますが、時間がたつとファンデーションとなじんで
治まりますのであまり気にする必要はありません。
これでベースメイクは仕上がりです。
⑥眉毛、目、リップ、ノーズや頬の各メイク
眉はアイブロウペンシルを使いますが、
芯先が丸くて太い場合は輪郭線がぼやけた自然な眉が
描けます。眉の輪郭線がクッキリとしたシャープな眉を
描きたい場合は、芯先を細くとがらせたペンシルを使い、
眉の輪郭線を細い線でくっきり描きます。
ペンシルで描いたあとに、追加で、綿棒やアイブロウブラシなどで
軽くこすると、ぼかすことができたり
地肌に馴染ませたりすることができます。
色は髪の色と合わせたり好みですが、黒色よりはグレーやブラウンが
自然でよいでしょう。
アイシャドウを付ける場合、基本のメイクでの色は
ベージュ系、ブラウン系をつかいます。
アイシャドウブラシよりも、先端ににスポンジチップが付いた
スティックタイプが塗りやすくおすすめです。
瞼の目のキワの部分に上下の幅を狭めにかつ横広に
目頭から目尻まで薄くぬります。
目の下にも塗る場合は、目尻下のみに薄く付けます。
アイラインを引く場合は、ペンシルタイプが描きやすく
おすすめです。
色は黒やブラウンで、芯先をなるべく細くします。
先ずは瞼の上側から、目尻から目頭への方向順番で
上まつ毛の生え際に沿って描きます。
目尻の下の部分にもラインを引く場合は、
目尻の下のみに、目尻から中央への方向順番で
下まつ毛の生え際に沿ってラインを描きます。
アイシャドウのあとは、ビューラーやホットビューラーで
まつ毛をカールします。
つけまつ毛を付ける場合は、まつ毛のカールをあえて
強めにつけておきます。これは、自分まつげとつけまつ毛が
上下分離せずに一体に馴染むようにするためです。
マスカラを付けます。容器からマスカラブラシを出したら、
ブラシに付き過ぎているマスカラをティシュなどで
軽く拭き取ります。その後、まつ毛を軽く梳かすようにして
マスカラを付けます。
慣れないうちは、まつ毛の根元には付けずに、
まつ毛の毛先のみに付けましょう。慣れてきたら、
まつ毛の根元付近から塗りましょう。
付き過ぎたマスカラは、まつ毛ブラシやまつ毛のくしで
梳かして落としましょう。
下まつ毛も必要に応じて付けますが、同じように、
慣れないうちは、毛先のみに軽く付ける程度で
良いでしょう。
リップは、唇が乾いている場合は水を含ませた綿棒などで
唇を濡らします。その次に保湿リップクリームを塗ります。
その後に口紅を付けますが、
口紅を直接唇にあてて付けるのではなく、
一旦、指や綿棒に一度付け取って、指や綿棒で唇に塗ります。
慣れてきたら、リップブラシを使って塗ります。
チークは大きめのチークブラシで
頬骨の高い部分に沿って、耳側から頬中央への方向で
軽く薄く付けます。
ノーズシャドウは、色はベージュや明るめのブラウンで、
眉頭から下に向かってシャドウブラシで薄くつけます。
鼻筋の高い部分にタテに明るめのベージュや白っぽい色の
ハイライトカラーをブラシで付けると、鼻筋が強調されて、
鼻が高く見えます。
各パーツのメイクは、鏡を見ながら
適宜自分で微調整しながら行いましょう。
⑦化粧直し
メイク後に時間がたつとメイク崩れが発生します。
ファンデーションの直しには、
パウダーファンデーションを使います。
パウダーファンデーションをパフに少し付けて
ファンデーションが落ちたり薄くなっている部分に
かるくトントンと叩くように付けます。
眉や目などは適宜、付け直し描き直しなどでメイク直します。
⑧クレンジング(メイク落とし)
メイクを落とす時は、
コットン数枚にそれぞれクレンジング液を含ませて
先ずは眉とリップ、アイメイクを、それぞれコットンを
換えながら落とし拭き取り、
次に、顔全体のファンデーションをコットンで拭き落とします。
メイクのクレンジング後に、洗顔をして、
化粧水と乳液を塗ってスキンケアをします。
以上が、一通りの女装メイクの流れです。
メイクは初回から上手には仕上げられないと思います。
何度か繰り返していくうちに上達します。
最近は、安くて優秀な化粧品や化粧道具が
100円均一でも販売されています。
入浴前に、練習メイクをしてクレンジングし、
それから入浴するのもいいでしょう。
男性用の化粧品がだんだんと多く販売され始めていますが、
特にスキンケア用の品については、男性の肌向けに作られて
いますのでおすすめしますが、女性用の物でも使用は可能です。
ポイントメイクでのコスメでは、女性用のコスメの方が
圧倒的に色やその他、バリエーションが豊富です。
女性用の化粧品も取り入れながら上手に活用しましょう。
二重瞼にするためのアイプチやつけまつ毛など、
この他にも沢山の化粧品やメイク方法がありますので、
興味があれば調べてみて挑戦し、メイクの幅をもっと
広げてどんどん楽しみましょう!